ギョーザテロ
ギョーザをはじめとする冷凍食品が大変なことになっている。問い合わせの電話が殺到しているらしいが、該当した場合でもあとで連絡する、といいつつ電話番号も住所も聞かないで切られた、という記者の報告があった。おそらく発表されているどころの騒ぎでない多くの人に被害者がでており、場合によっては亡くなっている人もいるのではないだろうか。しかし、そうしたことが因果関係となって説明されることはないのだろう。こうした問題が起きても今の日本はどこにも責任を取るひとがいない国になっている。でたらめですね。食の安全があれだけ騒がれたていたのに、加工食品には検査がないとは驚いた話だ。もっとも危険なのが加工食品だと思うのだが。そういうところにも金のやり取りがあったとしたら、そう考えると恐ろしい。事態を見守らないと今の段階では原因はわからないが、かなりの確立で故意に毒が混ぜられた、、、という線もある。株で損してやる気を失った社員が上司に叱られた、、、というようなことを理由に面白くなくて毒を混ぜてしまう、、、、、だからシステムを洗っても原因がつかめない、、、まさかギョーザテロということはないだろうが、厚生省も日本人の体をあえて悪くするようなことを平気でやっていたのが、血液製剤の問題であり肝炎ウイルスの問題だったのだから、まあ、そこまでも信じられない、とんでもない時代に生きている。これから本当に色々出てくると思う。市販の食べ物を食べると本とうに体調が悪くなることの多い私だが、そのうちの多少はなんらかの体に悪いものが添加されてのことだったのだと思う。昔、日本陸軍の中に、フケ飯なるものがあったという。うるさい上司のご飯にみんながフケをかけて出したという話。実際にあったらしいが、規律の厳しい軍隊でさえそうなのだから、やる気を失った悪意に満ちた人が、自分の職場で腹いせになにをしてもおかしくない、、、そうしたものが数多くの場面で出てきているのではないだろうか。顔の見えないストレス社会の恐怖は今後ますます増大していくはずで、その結果、システム自体が機能しなくなるケースが出てくるだろう。けっきょくは人間の問題なのだ。学力重視の価値感からは、自然な人情のある人格が無視され、冷たい、計算高い人格が優位に立ちやすい。上がそうだと下に対して効率や働きという面でしか見ないだろうから、どうしてもシステム自体に喜びや明るさがなくなる。むかし、頭のよい利子さん、、、というコマーシャルがあったが、それは利息がよいほうに頭のよい女性は預金しましょう、、、というようなものだった。しかし頭がいい利子さんではもう今の日本はダメで、情のある普通の人がつくるシステムでないと機能しなくなるときが来る。現実はあくまでアナログなのだ。空理空論の冷たい知性がもたらしたものは今後巨大な徒労と廃墟をもたらすことになる。しかしギョーザのこの問題は結構、根が深く、今後日本人の意識を変える可能性がある。生きかたそのものを変える必要へと段々とつながっていく問題になると思う。