貧富の差の拡大
日本はいつの間にか貧富の格差が急速に広がっている。75パーセントの家庭にほとんど貯金はないということで、反対に30世帯に一軒の割合で億万長者がいるらしい。これが俗にいう勝ち組、負け組みということだが、今の勝ち組だっていずれはどうなるか分からない気がする。金持ちはいずれもっとかなり少なくなると思う。マネー戦争の勝者はすでに決まっているのではないだろうか。1億から10億ぐらい持っている中金持ちは今後少なくなっていく。その分貧富の格差は広がり、数百億井以上持つ物凄い金持ちと、貯金なしの下層クラスとにはっきりと別れてくる。かつてのフィリピンやかつてのロシアのような状況に日本もなると思う。国がいずれ姑息なことをして自身の謝金を清算する際に、中金持ちは消えていくのだと思う。今続いている円安は外国との金利差を利用して日本から円が逃げ出し海外で運用しているための円安。政府は日本を切り売りして高金利にならないよう露骨な舵取りをしている。金利が高くなると日本は本当に危険でなりふりかまっていられなくなるだろう。しかし、この期に及んでもまだ日銀に介入して金利を抑えていると、いずれ反動が出て急に高金利にならざるを得なくなる。その時、政府がとる方策はあるのだろうか。あるわけがない。だから必ず変なことをやるというのが私の考え。しかしよくまあ、物凄い謝金をして道を作り、建物を作り、日本をコンクリート詰めにしてくれたよ。今度はその借金を払えず、金利も払えず、国民の金を利用してしか逃げ道がつくれないところまできてしまった。政治家が偉そうな顔をしているのが、私には分からない。こんな現状を招いたことに何の反省もない。あまりに民意と政治は離れてしまっている。また離れなくてはここまで変なことはやれなかっただろう。離れていてくれて、よかったというのが本音なのだ。選挙前になると、みるからに意味のない、魅力のかけらもない選挙カーが出てきて、みなさん、貴重な一票を無駄にしないで、、、とか、選挙に行きましょう、、、と呼びかける。あの呼びかけに本当に効果があると思えるだろうか。あるわけがない。政治をやぼったく、魅力ないものに見せることで、政党政治は機能しているという病的なところにまできて、この日本は先に夢をみることができない、ひどい状況にきてしまったのだ。本気で選挙に人を集めたかったら、それこそ、スマップの面々が、おまえ、選挙にいかないの、ダサいな、、、といい、モーニング娘が、早くいきたい、早く20に、私は待つよ、選挙に行きたい、、、、とでも歌えば、すぐにでも投票率はアップする。そういう案件を出しても、しかし絶対いに通らないだろう。どの政党もそれでは困るのだ。関心を持ってもらわずに、選挙に行ってくれなければ、自分の組織票の重みが出てくる。だから、自民も共産もどこも私は本質的に共存している面があると思う。もちろんそれは人それぞれの考えでいいが、私はそう感じる。自民が政権をにない、それに黙って反対すれば、それなりの反自民票が集まる、、、そして二人は助けあう、、、政党政治とはそういう構造を持っている。二台政党となると多少は異なってくるのだろうが、これも次はお前、では次は、あなたで、変わりばんこにやれるので、政党政治として完成したシステムでもある。しかしもうそんなやり方ではジエンドとなる。貯金がない低所得者がなまけものだろうか。そんなことはない。彼らは寝ずに働いている、それでも楽にならないのだ。システムにはまってしまった悲劇なのだ。私はこのシステムを絶対に壊したいと思ってきた。どうすればあり地獄システムを壊せるのかの答えは、それぞれが自分の力を信じてそれに頼る以外にないのだ。周囲のシステムは変わらない。しかもそのシステムはもうすぐ機能不全に陥る危険が一杯なのに、止められない。自分に頼る、自分の力を信じるとは、具体的にどういうことだろうか。心の優しい人なら、今なら、だれかの話し相手になってあげるだけで、土日だけでも月10万円ぐらいは収入を得られるのではないだろうか。スポーツの好きな人なら、土日だけでも仲間が集まる食べ物屋を開けるのではないだろうか。店を出すのに何千万もかかるから無理、、、そんなことは当たり前で、偉そうにだから無理といのは馬鹿な人のせりふなのだ。そうではなくて、土日にまったく儲からないので、休んでいるお店を探せばそれこそうん千も見つかるはず。そういう店の営業権を土日だけ分けてもらえば、仲間が集まるレストランでも居酒屋でもつくれはしないだろうか。自分を信じるとは、自分の動機に自信を持つことなのだ、便利だから、得するから、仕方ないから、、、という動機で始めるビジネスは大手に大体は奪われている。個人の動機を大切にすることなのだ。便利とか、儲かるとか、仕方ないではなく、嬉しいから、好きだから、楽しいから、そして愛を感じるから、、、という動機でこうした動きがアイデアとなって出てくることで、必ず個人が生きる道が見つかる時代が来ているのだ。リストラにあって嘆く前に、未来を不安に感じて嘆くよりも先に、貯金ゼロでチャンスがないと思うよりも先に、きっとチャンスは作れる。楽しみを知る人、やさしさを知る人、愛を知る人は、生きられる。この真実は時代がどんなに変わっても変わらない。しかもそのメリットは、今のほうが大きくなっている。