野菜の成長

野菜が今年は成長が早い。昔、植物と動物とではどちらが強いか、、、と話し合ったことがある。答えは植物だった。何をもって強いというのかかなりインチキな話なのだが、その時には毒がどちらが多いかだった。動物は毒を持っているものはそう多くはない。ふぐ、毒蛇、ハチ、クモ、一部の魚、カエル、思いつくままあげてもそう多くはない。カエルについて言うと、実はアマガエルには毒があります。アマガエルを触ったあとで目をこすると、炎症を起こすらしい。しかしまあ、動物は動けるので、毒に頼る必要はないのだが、植物は動けない分、自分を守るためにさまざまな毒を体に蓄える。植物の数パーセントには毒があるのではないだろうか。有名なところではトリカブト。野生のトリカブトを見たことがあるが、あんなにか弱く、美しく、可憐で、思わず手に取り、キッスをしたくなる花はないのではないだろうか。本当に美しく、弱弱しそうに咲いている。そこに人をあっさり殺せる毒があるとは、、、。これはかなりショックであった。美し過ぎる女性にもこうして毒が隠されているのだろうか、、、そんな連想をさせる花だったよ。あと有名なところではすずらん、これも猛毒らしい。私の姉はその昔、小学生の頃だったが、私は死ぬならすずらん畑で眠って死にたい、、、と言った。何ソレ、と私はおもったが、凄い毒があるらしい。お酒の盃にすずらんの花びらを浮かせて飲むと死んでしまう、、、というような話を聞いたことがある。新婚の妻などが、間違えてなんとか食卓を飾りたい、、、と思ったりして、あなた、きれいでしょ、、、と盃にすずらんの花びらを浮かせる、、、ありえない誤解ではないので恐ろしい。よく家庭園芸でもすずらんを植えている家があるが、子供らが口に含んだらどうなるかと思うと人事ながら心配になる。私の家にもあるが、サルスベリの花にも猛毒があるという。これなど、サルスベリの街路樹の町もあるぐらいだから、無用心である。毒せり、毒キノコ、、、毒だみには毒はないのかしら、、、。野菜にも猛毒のものがある。今流行の理想の野菜といわれている、モロヘイヤである。モロヘイヤ自体には毒はないが、種には猛毒があり、食べたらお陀仏になるという。誰もそんな事教えてくれてないよ、、、と思わず言いたくなってしまう。私もずいぶんとモロヘイヤは作ったのだから。収穫をわすれてほうっておくと、自然に物凄い数の種が出来る。あそこに猛毒があるなんて、、、かなりの量が自然に土にこぼれてしまうのだから、恐ろしい。毒のある動物については情報がかなり行き届いているが、植物にはもっと凄い毒がいっぱいあるのにあまり知られていないよね。ヒルズにいらした方の中には、野生の植物をとって何でも食べたがる人がいるけど、あぶない、、ということを理解してもらうのに時間がかかったことがある。自然って結構恐い。本当の愛というか、深い愛というのは、人がそれにせっしてもよくわからないという。どう分からないかは、何か、得たいの知れないものに感じられるらしい。深い愛はそういう表れ方をする。自然がまさにそうなのである。子供は始めはニコニコを笑ってくれる人が好きである。これはわかりやすい愛情だから当然だろう。そして段々と関係が深まるにつれて、表面からはわからない愛情に気付いていく、、、黙ってその人を支えてくれる愛が本物。それを教えてくれるのが、人間の足の裏である。足の裏は私たちをささえつつ、自分を主張しない。もっとも忘れられ、さげすまれ、汚い環境にいる、、恩にきづくとは、なにが自分にとって足の裏だったかを知り、それに感謝することに尽きる。自分を根底から支えてくれたものはなんだったのか、、今なを、ささえてくれているものはなんなのか、、、これを忘れることを恥知らずというのだが、普通はこれを忘れてしまう。私たちはまず恥知らずだとおもっていい。足の裏的なものを忘れるから私たちは行き詰るのだ。あなたを支えている足の裏を忘れて未来を見つめてもきっとうまくいかない。ただ足の裏的なものは自分を主張しないので、それが何なのか、すぐにはわからないかもしれない。ずっと自分を支えてくれていた、えたいの知れぬ深い愛に気付いたとき、私たちは開運する。
写真は毒のない、元気に育った野菜です。今年の野菜はいいよ。