妖精音楽祭
秋分の妖精茶会の反響が届いています。みな楽しんでいただけたようで、ありがたいことです。今回はマリィ先生がいらして、オーソレミヨと、愛の賛歌を歌ってくださったのがとくに印象的でした。私はマリィ先生の歌のファンで、もう20年以上前に聞いてすっかりファンになってしまったのですが、あのときよりも今のほうがもっと深みが出てきてよかった気がする。とにかく素人の域を完全に超えているのに、素人としてのよさ、素人でしか出せないよさがあるところが、マリィ先生の歌の特徴だと思う。20年前は確か、ソルベーグの歌を聴いてファンになったのだった。今回は涙を流された方も何人かいらしたマリィ先生の歌でした。私も帰れソレントへを歌って好評でした。悪く言えっこないか。しかし気をよくした私は今度、マリィ先生と私と、そのほか歌のうまい占い師をお呼びして、妖精音楽祭を開きたくなったてしまった。あと、誰がいるだろう。歌がダメならサラ先生のダンス、エミール先生のピアノ演奏、鏡先生がどなたかの物真似などしてくれたら大うけ間違いないよね。まあ、いらしてくださるかどうかはわからないけど、そんな遊びがしたくなった。歌と芸だけではブーイングが出そうなので、森村あこ先生の石のセッション、宮沢みち先生の手相の話、、など取り混ぜていけば、結構な内容になることまちがいなし。占い界で、こうした遊びをやると、実はやることがいっぱいあるところが面白い業界なんです。冥王星はどうなったのか、という特別講義、を30分やったとしても、みんな着いてこれるほど面白いことだし、、、占い界のイベントは、やりようによっては中身のしっかりしたものになる。実際に細木先生や江原氏がたったひとりであれだけの視聴率を稼いでいるわけだから、この業界のエンターテイメントとしての可能性は本当に計り知れません。ただ私個人のスタンスとしては、大衆に対する効果よりも、縁ある人を大切にしていくというスタイルです。これまで長いこと、見えないマスの相手を対象に仕事をしてきて、ネットや色々な媒体でそれなりに評価されてきたけど、私の占いや心の情報を誰がどのように受け止めてくれているのかの手ごたえが、あまり分からなかった。私自身も対個人に関したことにはあまり積極的でなかったと思う。しかし今年の初め、ほったらかしになっていたhpに実験として、小雑誌の販売を掲載した。hpは一年ほど更新してない、死んだ状態のhpのはずなのに、なんと10分後に一冊の注文がきた。まさか、、、と思っていると、今度は30分後にまた来た。翌朝、開いてみると5件もの申し込みがあったのだ。私はそれを見て、これまでの自分の態度を本当にもうしわけないと思った。そして何が本当の財産であるかを理解したのだ。そして今年から私はスタンスを変えた。儲からなくてもいいから、目の前の一人を大切にしたいとおもったのだ。今でも私は一日に4時間から多くても5時間の睡眠しかとれないほど忙しい。その上、趣味が多いから、披講や畑仕事、これからはローズガーデン作りもある。尋常でない多忙さだ。それでもなを、もっとも大切なのは目の前の縁ある方々との仕事であると思う。そういうものを無視しながら20年以上仕事をしてきてとうとう気付いた。結局自分を支えてくれるのは、大勢の人ではなく、目の前の一人なのだ。この考えはもう変わらないと思う。自分が作るものを分かってくれる人に届ける、、それが思いであり、私自信の表現なのだ。まだこうしたスタンスになれてないので、色色な不手際も多いが、それは時間をかけて良い形にしていく以外にない。そう思ってやっていると、なぜかイベントがやりたくなる。リアルに交流ができるからだ。小さな妖精茶会でも何か楽しい。この原点を確認できた今回の妖精茶会だった。