秋競馬

夏競馬も本日で終えて、来週からいよいよ中央で秋競馬が始まる。秋競馬は荒れることが多い。10月も半ばを過ぎた頃から必ず荒れだす。天高く馬肥ゆる秋、、というわけで、突然成長し出す馬が出てくるため、勢力図が変わることが原因だろう。馬も人も突然伸びだすことがある。ちょっとしたきっかけと、自分に対する自信が根底にある。私は生まれついての能力はあまり信用していない。もちろんそれはあるのだが、誰でもその人しか出来ない形での伸び方がある。それは意識によって決まる。あと、変化を受け入れる心の柔らかさが必要。伸びるのは変化なのだから。ダーウィンは強い生き物が生き残るのではない、頭の良い生き物が生き延びるのでもない、変化できる生き物のみが生き残っていく、、、というようなことを言っている。個人にもこれは当てはまる。強い人とは、変化を受け入れられる人なのだ。時代の変化に私は関心が深い。大体、人は生涯に一回は社会の激変を体験するものだ。私の両親は戦争、その両親は関東大震災、その両親は日露戦争、その前は明治維新、、というように、、大体何かがあるもの。しかしわれわれはまだそういうことを体験していない。しかし社会矛盾はこれまでになく高まっている。いずれ大きな変化が起こると私には思える。バブル崩壊を私はかなり正確に予知したが、これからもさらに大きな変化はあるだろう。しかしなんであれ人は生き延びていく。大切なのは変化を受け入れるというよりも、それを楽しむ感性だろう。変化が実は喜びなのだ。ピアノのドの音だけを一時間も色々にたたく、そしてやっとレの音に移行したとき、前進を貫く喜びが訪れた、、、という話を聞いたことがある。それはそうだろう、やりたくはないがよくわかる。変化を楽しむのが激変の時代をわたるコツかもしれない。写真は夕焼けの妖精茶会。