男かおる
私の山ではこおろぎが良い音を響かせています。窓を開けて寝るにはもう寒すぎる、すっかり秋の風情。霊能者が言ったという私の寿命の話で、多くの方々から心温まるメッセージが届けられた。なんだか恐縮です。うかつについ口がすべって言ってしまって申し訳ない気持ち。仕事柄、こうしたことはけっこうあって、私はどれも言われた以上はありがたく受け取っているだけです。反響の大きさに驚いたけど、ご心配していただいて有り難かったです。十分体には気をつけていくのでご安心下さい。ただ人の寿命を言うのは大体は信用できない、という意見が多かったのですが、まあケースバイケースだと思います。ただし、星占いでは確かにタブー。タブーを承知で言えば、私だってけっこうわかります。それでもやはり人さまに言うことは出来ませんね。私の占星術テキストでも、死期については、これは占えるが語ってはならない、、と厳命してあります。関係ないが、男かおる、というカネボウフーズで出しているガムが発売中止になった。7月に出したのだが、あっという間に売り切れ。生産ラインが追いつかず、結局製造中止になったとか。なぜ売れるものを製造中止にするのかよくわからないのだが、実はバラのガムである。これを噛むと二時間後ぐらいから、体からバラの香りがしてくるのだ。ローズエッセンスが入っており、実際に良い香りがするというので、チョイ悪オヤジにバカ受けしてたちまち売り切れ、となった。わずか二ヶ月で製造中止という異例の事態になったが、私も買いたかった。昔、メロンを何日も連続して食べたら、トイレでいつもメロンの香りがしたのを覚えている。今回の男かおるガムは、汗腺から匂いがしてくるとか。中年の男性臭が嫌われるということでオヤジがむらがったのだろうが、歯槽膿漏は本当にいやである。私は歯槽膿漏予防の方法を知っていて、オヤジ連中にそっと教えることがある。まずは、親指と人差し指で歯茎を強く抑えるマッサージが大切。これだけでもかなりよくなる。さらにいいのは、ティートリーでの歯磨きである。ティートリー原液を歯ブラシに数的たらして歯を磨くのだ。これでどんなにしぶとい歯槽膿漏も大体は治まる。論より証拠で色々な人で成果を挙げている。ただし飲みこまないように。男かおるガムが、中年に受けたのは、匂いに敏感な時代になったせいだろう。自分の体からいやなにおいが出ていると固く信じて苦しむ人は多い。実際にそういう場合もあるが、ほとんどは実際には匂いがしない。一種の脅迫神経症の思い込みである。ただ面白いのは、本人には本当に匂いがするのだ。私が高校生のとき、生意気にデートして公園で抱き合った。その時、彼女についていた香水の香りが私にも移ったのだろう。その香りは私に2週間も残った。しかし二週間というのはあまりにおかしい。服も変えてるし、風呂にも入っている。実際には匂っていないのだろうが、本当に香った。お経を聴いているだけなのに線香のにおいが漂ってきたこともある。香りには不思議な世界と通じる何かがあるのかもしれない。香りは霊の食べ物なのだ。人間も霊に服を着せている構造だとしたら、香りで癒される、満たされることは当たり前のことになる。写真は秋の香りが漂うヒルズの小屋周辺。