冥王星が小惑星に
冥王星が小惑星になったというので、それについてかなり長い分を書き込んだら、最後のほうで操作ミスなのだろうか、すべて消えてしまった。本当に参った。何かの力が文章を消すために働いたのかも、なんて思ってしまいたくなる。結局暦を支配するものが本当の支配者なのだ。いつの時代も。それだけ大きな力があるのだ。まず、始めは3惑星が同時に惑星に昇格、という話だったのが、結局反対が出て、増えるどころか、冥王星が小惑星に格下げという決定になった。これは論理の整合性のため、そうならざるを得なかったのだろう。冥王星の直径は薬1000キロ。セレスと同じ大きさだ。だから小惑星を惑星に格上げしようとしたのだが、それを行うと今後惑星はどれだけ増えていくかわからなくなる。ということで、あえて冥王星を格下げしてことの整合性をはかったのである。しかし、それにしてはあまりに急な話の展開である。よほど大きな力が加わってのことだろう。今の時代はインド、パキスタン、北朝鮮、イランと、核の問題が大きい。核や最終兵器は冥王星が現す。冥王星は絶滅の星。これを格下げすれば、こうした問題が最終問題とはならなくなる。今後は核の問題が絶対の切り札にはならなくなるだろう。これはいいことだが、冥王星が持つ、深い情緒、すなわち死に直面した際に現れる決意、深い思い、という武士道最高の、人の生きる背景を失うことでの安定となる。大きな時代で言えば、水瓶座の時代を一時ストップさせ、魚座の時代をあいまいに延長させようとする、一種の反動とも考えられる。しかし冥王星にはプルトーンというギリシャの神が当てられている。人類の集合無意識のひとつでもある。それをあえて格下げするとは、再び、JRのことをイー電といわせようとするような試みだ。本当にうまくいくのだろうか。わたしはこれはおそらく続かないと思う。冥王星の惑星再復帰はあると考える。いかもそんなに先のことではないかもしれない。一度アーキータイプとつながったイメージは払拭することは不可能である。ここには冥王星を民衆に与えず、一部に独り占めする反動としての動きにも思えてしまう。しかし、蠍座はこれで支配星が格下げされるわけだから、しぶく深刻な情緒を持つ蠍座は少なくなるだろう。最近はそうでなくてもこうした傾向があったのかもしれないが。蠍座のホリエモンなんかも、暗く復讐を誓う、という従来の蠍座像とは確かに違う。すでに蠍座の大衆化は惑星認定の前から進んでいたのかもしれない。カラスも少なくなり、冥界のイメージは遠ざかる。ホロスコープの冥王星の働きも従来のものより形骸化し、それを使える人が少なくなるだろう。冥王星は一時的に奪われてしまった、という考えも出来る。それでこそほんとの冥王星なんだよね。どうかみなさまもだまされず、本当は強い力と意思が自分の中にあることを忘れないこと。民衆から奪い取る形にも、今回の暦の変更は使えるのだから。星占いに関心がないひとにとっては何の話か分からないと思いますが、惑星について人がどう捉えるかが、とても大切で、私たちはそうしたイメージに引っ張られて、未来を作っていくためです。しかし、ある意味、これで本当に冥王星は冥王星らしくなったとも言える。不利な位置からの逆転。冥王星を使える人はこれで本当に少なくなる、そういう時代になるけど、星はなくなっていないのです。第10惑星もこれによって小惑星の位置に置かれてしまっているが、宇宙に門戸を閉ざし、地球の鎖国状態が始まることになる。はたしていつまで続くのだろうか。また気付いたら書きます。写真は冥王星とセドナ第10惑星をイメージした夜空。もちろん実際には見えません。