第三彗星の続編
第三彗星は5.4年周期ということで、再発見された1979年はインフレがピークに達した年だった。資源や商品相場がピークを迎え、ゴールドが最高値をつけた頃。あれから5回目の回帰。資源のピークは54年という周期説がある。前回のピークが1979年だったから次は2033年ということになるのだが、なぜ、54年なのか。第三彗星の周期の10倍とはよくできた話。おそらく資源とこの彗星とには関連があるはずだ。日本のニュースを見ていると、世界で起きていることがなんでこんなに伝わらないのか、というジレンマを感じる。世界て起きていることだけではなくて、日本で起きている大切なこともなんだか伝わらない。うまいな、と思うのは、鳥インフルエンザで死んだ鶏の数が物凄く多くて、尋常ではないレベルに達していると思うのに、そういうニュースを平穏風にあえて語っているような気がする。陽性反応がかなり多くて、物凄い数の鶏が殺されているのに、大した風でない風に報道されている印象を受ける。パニックを起こさないためなのだろうが、キチンを知らせなくてはいけないのではないだろうか。卵の値段が上がっているのは鶏が少なくなっているからなのではないのか。私たちの平穏とすぐ隣りあわせで現代の危機が訪れているのをどうしても感じてしまう。日本的なことなかれがきっと大きな危機を招くことになると思う。私は今の日本に幻滅している。しかし、あまり悪く言うのもよそう。正しいことでも怒れば自分に帰ってくる。その昔、長野の山を美しく復活させ、再び妖精が暮らすような山に戻した偉人、ニコル氏が昔言っていたが、正しいことだから一生懸命営林署などに駆け込み、情熱をもって今の山林問題を語ったが、あまりにわからずやで頭に来て、興奮したが、自分が病気になってしまった、と。正しいことでも、怒ってはだめなのだ、と自分は悟った、と言うようなことを語った。本当にそのとおりなのだ。正しいことでも怒ったら相手に伝わらない、こちらがダメになる。これは永遠の真理なのだ。ニコル氏は以来、怒らず、黙々と行動する人になる。その結果が現在に実を結びつつある。しかし英国は偉いと思う。日本の山林を美しく復活させた人にナイトの称号を贈ったのだから。これは、海外で英国魂を発揮したあなたは、英国の誇りです、という意味である。了見が狭くない。日本でも色々な活躍をしている人がいるが、目立つ場合のみしか注目されない。イチローも確かに偉いし、立派だと思う。松井だってそうだけど、もし、国民栄誉賞を素晴らしい賞だと思わせるには、実は失意で帰国したときの野茂に贈るべきなのだ。そういう感性が日本にはなさ過ぎる。野暮なのだ。野茂あっての日本人の活躍で、野茂の果たした役割に対しては、特別なもので報いる必要が日本にはあるのではないだろうか。何を褒めるか、ということが実は教育の根幹の問題なのだ。何を褒めるかによって、教育ができる。荒川静香が金メダルと取ったとき、私はスケート協会などに見込まれずに自由な立場でオリンピックに出たから、優勝に近づいた面がある、と語った。今でもそのとおりだと思う。そして優勝後突然協会が出てきて、きっと荒川はいやな気持ちになるだろう、、、とまで思ったが、案の定、スケート連盟の偉い人たちは失脚した。なんだかこの一点をとっても、日本のこれから伸びる方向がどういうものかを表していると思う。
きょうは久々によく晴れました。長雨のために庭の草がのびてしまい、草取りをした。芝はすっかり緑を増して、美しく変身。ヒルズにはもうすぐホタルが舞います。