畑仕事

連休は畑仕事と溜まっていた締め切りなどで結局忙しくしています。日記もしばらく書けずにいました。世界情勢がめまぐるしく動いていますが、日本のニュースは相変わらず、世界で何が起きているかを伝えませんね。不思議なことです。日本の常識と世界の常識がどんどん乖離していくのは不安ですね。世界で今起こっていることは、色々な意味での枠組みの変化。新しい時代のスタイルを求めてかなりダイナミックに動き出しています。その流れを知ってか知らずか、日本は伝えず、無視し、むしろ反対の方向へ進もうとしているように感じます。私が一番心配しているのは経済の方向性。これまでうるさいほどインフレと語ってきましたが、世界の方向はまさしくそうなりつつあります。絶対に下げさせないと政府が思っている国債もついに2パーセントを超える金利レベルまで行っている。一方商品の国際価格は史上最高値を更新しているものが多い。ようするにダイナミックな経済活動の維持発展のために、これまでのような先進国のひとり勝ち的構図ではゲームは続けられない。ブリックスはじめ中国、の台頭による資源重視の姿勢をアメリカは次の経済活動の型に取り入れ、これからの国際経済を動かそうとしているのだ。貧しい国もアメリカもロシアも、資源大国である。ここに両者の利益は一致し、次の経済のパラダイムが作られつつあるのだ。ひるがえって日本はまたしてもこうした流れの蚊帳の外に置かれた。日本は先進国の中でももっとも資源が少ない国。とくに石油にいたっては100パーセント近く輸入に頼っている。イラン問題の末に、私はホルムズ海峡はいずれ封鎖されると思っている。その際のインパクトは日本が最大。さらに食料問題が同時に重なったら、、、と思うと日本の今の意識ではあまりに心もとない。世界はまたしても日本を犠牲にさせて次のパラダイムを築こうとしていることが、日本人に伝わらない。要するに日本人の富は次のパラダイムによって世界に奪われることになるだろう。私はこのことには、かなり自信がある。もちろん、こういう自信は外れてもらいたいし、当たって欲しくなどない。だがきっとそうなると思う。しかもそんなに先のことではないのではないだろうか。ただその先を見ると、かえってこのことが日本にとって良く出る可能性があるのが救いである。石油に頼らない、本物の科学と技術による、新しい人間的な時代の創設が、日本において急速に進む可能性があることだ。それこそが本当の私が待望する時代。なんだか、そういう流れに進んでいる気がする。ただ、その前に、かなりひどい、経済状況が訪れ、一波乱あると読む。その結果、ずるい政治家、ずるい企業、ずるい人たちは力を失っていき、輝かしい新しい日本が誕生していくことになるのではないだろうか。それが文化主体の新生日本の姿なのだと思う。ぜひともそれまでは生きていて、私も見届けたいと思う。連休にあたり未来像を語らせていただいたが、それはそんな先のことではなく、おそらくあと20年後の日本の姿ではないだろうか。見当違いでない新パラダイムに沿った投資を行うことで、本当なら何の問題もなく誰もが豊かに次の時代に移れるのに、政府の借金のかたが国債一本やりのため、どうしても国民をだまさなくては現状を維持できないのだろう。今からでも遅くないので、政府が日本人の富を、早く資源シフト、株式シフトに変えるように促してあげて、安全投資は国債という神話を捨てさせてあげることで、本当は誰一人損せずに、新しい時代を迎えられるのに、と思うと、政治とは何なのかのむなしさを覚えずにいられなくなる。昔は戦争しなくても進められた第3の道があったと思うし、今回も国民の財を失わずに進める、第3の道があるはずなのだ。