2003年06月20日(金)晴れ
梅雨の中休みはいいけど、まるで台風並みの強風が吹き荒れた一日だった。地形の関係か、風が強い日は、頭がわれるように痛くなることがある。私だけかと思ったら、けっこう、多くの人が家にいるとそのことを実感。気圧がスーっとかわると、あっ、今楽になった、、、と数人が同時に感じたりするので、やはり気圧の影響なのだろう。何か、天空のゆがみがある、そんな感じで空間がねじれている感じ。体には悪いのかもしれない。景色は本当にいいところなんだけど、この気圧は異常だ。きょうは一日そんな感じの日でした。当然仕事ははかどらず、つらい状態でした。住むところで本当にその土地のくせというか、感覚があるものです。以前信州の家に行くと、必ず大地から引っ張られてるような気分になった。土間があるせいかとも思ったが、あまりに激しいので心配だった。風水家の御堂龍二という知人が訪れ、やはり同じことを言い、大地の気が強すぎる、と。いくつかのアドバイスに従うと、本当に不思議なことに以来、そういう重さを感じたことがない。ここもそういう風水の知恵で治ればいいのだが。風と雨の日は本気で凄いですよ。頭が締め付けられるように、ぎゅう、と鳴ってる感じ。そしてあるときすーっと、それが数秒で治っていく。そのときには、そこにいる人が全員が感じるのだから、やはり本当だと思う。昔、三田の高台に住んだことがあるが、大地の気が完全に死んでる印象をうけた。そしたらお向かいがクエート大使館だったが、イラクに侵攻された。次に六本木の鳥居坂上に住んだこともあったが、そこも大地の気がはかない感じで、そこに住んでるときは仕事もあまりよくなかった気がする。ドロボーにも入られそうになったし。今の東京のアトリエは原宿にある。私は原宿は好きだが、体にはなぜかフィットしない。原宿を歩くと、必ず足の裏が痛くなる。ほかのところではそいうことはまったく起こらないのだから、不思議。何十回も試してるし、もうからこれ6-7年かけてそう思うのだから間違いのないところです。そういうこともあって、今度は東京のオフィスもアトリエも一緒に移転。天現寺に移るが、2年間だけそこにいる気がする。けっこう気に入ってるのだが、なぜか二年間という気がする。理由はわからないのだが。新しい種をつくる期間の二年、天現寺にいることになるのだろう。深く潜る、という感じがする。しかしどこに住むかで、人はほとんどの運命を決めている。田舎に住めば田舎の暮らしになるし、都会に住めば都会の暮らしになるのだから、確かに住む場所がほとんどのことを決定するわけです。