2003年03月30日(日)晴れ
アメリカの国防長官のラムズフェルドは、本気で悪い人相ですが、対イラク戦の戦略は見事にはずれています。このままいくと、ああいうタイプはきっと向きになったり、または意地を張って、本気でおろかなことをはじめる危険を感じる。一番危険なのは、今ではアメリカなのでは、、、という空気が世界的に流れています。地球は今、もう後戻りができない危機の時代に入っています。日本ではまだのん気に構えていますが、いつまでのん気にしていられるか、不安ですね。今、関東周辺は桜は5分咲き程度。きょうが日曜なので、らいしゅうの土日はもう散ってしまうかな。来週の土日に毎年行っている友人との花見があります。小さな湖の周囲を桜が取り巻いていて、目の前の桜と、湖の対岸の桜が同時に見えて、とてもきれいなんです。桜と言うのは、明日がどうなるのかわからない、、、的な時代には、その美しさを増すと言う面があるのかしら。昔、戦争に出て行く人の桜を見る時の気持ちにやはり深いものがあったはず。結局、日常の営みが美しいのであって、特別な利益や権威を求め出すと、本当は凄く狭い世界に人は閉じ込められていきます。特別な利益と権威、権力に目が行くと、人はもう、本当には花見を楽しめなくなると言うことでもあります。それは大きな損害ですね。今、バクダッドの人たちに、きれいな桜を見てもらい、そこで祝宴を開いたとしたら、きっと喜んでくれるでしょうね。そういう純な体験から来る喜びのみが、死ぬまで消えないものなのですから。結局、人の生き方で大切なのは、国王、大臣に近づかず、、ということなんです。やくざの怖い人が、新幹線のグリーン車なんかで大きな顔をしているのですが、さらに上の人に、しょっちゅう電話して命令を聞いているのを見ると、自由がないんだな、と思います。権威や権力を求めると必ずそうなりますね。しかし今の時代は、別にやくざに限らず、多くの人が自分自身で判断してませんね。誰かが言った事、評判などでしか判断できない人ばかり。知らないうちに権威に縛られているんですね。味ですら見抜けない若い人が大勢います。雑誌にのってるような、おいしいと評判の店に行って、まずおいしいと思ったことがない。お陰で店構えを見ただけで、だいたい味がわかるようになってしまいましたよ。いずれマインドコントロールで、いいように扱われてしまうのでは悲しいですね。今度の戦争の作戦名も、衝撃と恐怖、、、とか。きっとマインドコントロールする周波数を出して、人々に恐怖心を与えてもいたと思うんです。戦争はそういう実験としても、必ず使われますから。要するに、知力と情力との戦いという形をとりはじめているのです。知と情とが争えば、最後の最後は情が勝ちます。ですからラムズフェルドは戦争に勝っても負けても、大きい面から負ける運命なんです。アメリカの戦争は知力の戦いで、必ず情の戦いを相手側から引き出します。日本との戦争でもそうで、特攻隊を生み出しました。特攻隊は、実は多くの影響を世界に与えているんです。戦いそのものを次元の違うところにもっていってしまう、そういう凄さがありました。情の戦いは負ければ負けるほど、最後に次元の違う世界を作り出します。崇高な神霊がそれに感応してしまうようなことがおきるようになります。そのことが、今の戦争に勝つ、負けるではなしに、新しい時代を作っていってしまうのです。それは、知力の高い人には、知力のみで生きている人には、決してわからないのですね。