2002年09月25日(水)晴れ
山の空気は非常に澄んでいて、いきなり冷たくなったみたい。お陰で風呂上りに外に出ていて、なんだかカゼ模様。睡眠不足も響いています。昨晩は4時に寝て、朝は7時に起床。そんな生活が3日ほど続いているので、ややダウン気味。しかし秋の夜は寝るのがもったいないほど気持ちいいですね。何時間でも外に出ていたくなるけど、調子に乗ると大変な結果に。昨年は流れ星を見るためにベランダに布団を敷いて、つい寝てしまい、風邪をひいてしまったし、もう夏とは違うんですね。人生を一日に置き換えて考えると面白いんです。日が昇るときを誕生、日が沈むときがこの世を離れるとき、と考えるわけです。後半生に入るのは、昼頃になります。今何時、というのが、人生の状態をあらわし、50歳の人は、大体、午後の1-2時ぐらいにあたるわけです。その延長で考えると、毎日を一生と思って生きることもできることになります。一日ごとに誰もが死んでいくと言う考えですね。日々新しい自分となって生まれ変わってくる、これは面白いですよね。聖書にも明日の苦労は明日自身がわずらうであろう、一日の苦労はその日一日で十分である、という有名な言葉があります。では日が沈んでいる夜は夜中は何なのか、ということになるのですが、これはその通り、あの世の時間帯。太陽は昼間私達を照らし、日没でその太陽は死に、また再生して朝上ってくるわけです。昨日の太陽と、今日の太陽は、違うわけなんです。エジプトなどでは当然そう考えたわけですね。となると、私達も、肉体を持って生きて、肉体が分解してあの世を生きて、また再生して肉体をもってやってくることになります。往復、行き来しているわけですね。目に見える世界は必ず全体の構造の一部になっていますから、私達はそうやって行き来しているのかもしれませんね。お彼岸のせいか、そんな話になってしまった。先日の人生相談でも、ご主人が亡くなった後で、浮気をしていることが発覚。奥様としては、一体どうやって受け止めていいかがわからない、とうごもっともな悩みがありました。私は、ああ、宿題を与えられましたね、と答えた。奥様がどう判断するかで、二人の結婚生活の答えがでるわけですよね。まず、亡きご主人と話すなり、けんかするなりし、ご主人が宿題を置いていった意味を捉える以外にないんです。昼夜の均衡する今は、面白い現象が起こりやすいです。ただいえることは、世界は昼夜一体ですし、体霊一体ですから、当然のことながら、生きて天国死んで天国か、または生きて地獄死んで地獄かと私は思っていました。しかし、実際は生きて天国死んで天国であり、生きて地獄でも死んで天国のようです。もっと正確に言うと、生きて地獄もないんですね。結局、その人が一番求めている姿を、この世でも実現しているわけですから。すべては天国なのです。