2002年07月07日(日)晴れ

やっぱり、本当だった、、、大発見。ちょっとおおげさだけど、田んぼのかめむしがまたいなくなったんです。最近、かめ虫が異常発生していて、ご近所の田んぼでは、いっせいに農薬の散布をしているところでした。うちもずいぶんとやられていて、お酢でも薄めて撒こうと思っていたんです。しかし、2年前もやはりカメムシの大量発生の際、どうにもならないほどおおいカメムシを前に、ほぼ絶望に近い気持ちで、手に取れる範囲のカメムシをつぶしていったんです。もちろんそんなことでは大量発生したカメムシを駆逐するのは無理。1000株に5匹のカメムシがいたとして、5000匹、わたしがつぶしたのは、せいぜい手に届く範囲の100匹程度だったでしょう。しかし、あぜに沿ってつぶしていったので、全体的ではあったのです。ご存知のように、カメムシは、つぶしたりすると、ものすごく変な臭いを出す虫。田んぼ全体にその臭いは蔓延したのは確かでした。すると、次の日、あんなにいた大量のカメムシがどこにもいなくなってるんですよ。本当に目を疑いました。きっと、仲間の殺される臭いにおびえて、どこかにいっせいに引っ越した以外に考えられない、私はそう思ったわけです。以来、昨年はあまりかめむしは見られず、そういう実験をするチャンスが無かったのですが、まさに今年の大発生で、私は同様にやり、そして東京にでかけて戻った5日後、発見できたカメムシはわずか2匹でした。近所ではまだ農薬散布をしていましたから、カメムシの発生は続いているはずなんです。こんなことが本当にあるのか、よくわかりませんが、偶然であるわけはありません。こういうことはあるんだと思います。カメムシだけかもしれませんが、少なくともカメムシに関しては、そうなんです。わずか米づくりをはじめて4年しかたってないのに、こんな発見ができたのですから、本当は、日本の各地で、同様のことにきずいた多くのお百姓さんがいたと考えるのが、自然です。しかし、あまりそういう話は聞いたことはありません。いや、おそらくきずいた多くのお百姓さんがやはりいたのだと思います。しかし、そういうことを言うと、何か気まずい感じがあったり、または農協関係の人たちから、白い目で見られるというようね、そんな雰囲気を醸造されて、こうした発見はないがしろにされてきたのではないでしょうか。機械化農業、農薬の需要、そうしたものが、幅を利かせるためには、こうした魔女的知識はじゃまになったのだと思います。これは医学の世界でも同じでしょう。昔、ヨーロッパの森では、壮絶な魔女軍団とケミカル軍団との争いがあったのです。前世と見れる人に言われたのは、私は、魔女軍団、というか魔法軍団の最高の魔術師だったとか。それはどうかわかりませんが、魔女狩りの歴史は、単に宗教の理由ではなく、魔女や魔法的知恵、とくに薬草の知恵などを盗むケミカル軍団との争いでもあったのです。ですから、今の医学には、基本的には魔術連合から非人間的方法でその知識と効果を奪い取った業があるわけです。近代農業なんかも、似た構造をしていますね。どこの国にも、山の民の知恵を暴力的に盗む、平地民の政治的支配があったのかもしれませんね。これは日本の企業にも潜在的に受け継がれていて、会社というのは、大体は政治手法にうとい、天才的な人間やまじめな労働力を一部の、能力はほとんどないが、政治的な支配発想をもつ人に、奪われ、虐げられてきた歴史があるきがします。だから、今、すべてが行き詰まっているんです。政治的感性を先にしては、時代は進まなくなっているんですね。