2002年06月29日(土)雨
それにしてもよく降ります。お陰で水田の水の心配はなし。きょうは午前中に水田の草取りをしてたのですが、わずか60坪の水田でも、草取りは丸二日仕事。その昔、お百姓さんは、二回もこの草取りをしたんです。60坪でもこんなに大変なのに、3反とか、5反といったら、一体どういうことなのか。除草剤を使う農業はおかしい、なんて、軽軽しくは言えないですね。やはり食べ物は、本当は自分の家族が食べるぐらいの分を、自分で作るのがベターなんでしょうね。そうすれば除草剤も使わないで済むし、害虫駆除も農薬に頼らないでいい訳です。私は、今年はきちんと草取りしてますが、この三年は一度も草取りしたことないんです。それでいて、毎年おいしいお米ができてるので、本当は草取りはあまり必要ないのかもしれません。ただし、面積あたりの収穫量は、確実に落ちます。収穫量さえ気にしなければ、農業は、意外に横着しても大丈夫な面があるんです。経済としての農業となると、どうしても収穫量にこだわることになるわけです。しかし、60坪程度の水田の管理は、とても楽しいですよ。畑は、今年はまだ30坪だけ。残りの30坪はあそばせてあります。もうこの雨のなかなのに、ナスがたくさんでき始めています。明日で半年が過ぎる、大祓いの日です。サッカーの決勝もあります。今年は前半と後半とでは、社会の雰囲気が大きく変わるような気がします。ドルもずいぶんと安くなっているし、アメリカの提案が、ヨーロッパ諸国では、もううんざり感を持って眺められ始めました。日本だけがまだアメリカのご機嫌取りをしているようで、なんだか恥ずかしい話です。日本もそろそろ独自のビジョンと未来地図を示さなくては、世界から置いてきぼりにされるでしょう。政府は土建業者と組んで、これまで日本をコンクリートずけにして儲けてきたのですから、今度は、コンクリートをはがし、美しい日本を再生させることで儲けてください、というのが、私の考えです。本当にそろそろビジョンを出せないと、まずいところまできています。人間は一度何かで収入を得ると、どうしても同じやりかたでないとお金が得られないような錯覚に陥るようです。そのため、今までのやりかたにしがみついてしまいます。発想を逆転し、コンクリートずけはもういいから、今度は、それをはがし、みどりの大地を復活させ、工場は地下にして汚れを完全に閉鎖する形にすれば、これはもの凄い需要が生じます。好景気間違いなしですね。日本はもうすでにコンクリートずめ状態ですから、インチキ工事ぐらいしか需要がなくて、ゼネコンはじめ景気が悪いわけです。ならば本当に素晴らしく美しい日本を作るために今度はがんばってください。そうすれば、軍事面での需要を作る必要もなく、景気は浮上しますよ。今ほど、正しい目的と、ビジョンが必要な時代はないのです。なのにまだ公共工事や道路工事の正当性にしがみついて、国民をあざむいてまで従来のやりかたにこだわろうとしているのは、悪人というより、人が良すぎるんですね。もっとずるく考えれば、ここは本当に正しい夢のある未来をきずくことの方が得だと、気ずくはずなんです。神は悪人であれ、善人であれ、適材適所に使います。どっちだっていいんです。誰にだって生きて存在している意味があるんですものね。