2002年06月17日(月)曇り

サッカーの祭典は盛り上がりが凄いですね。私の優勝予想だったアイルランドは残念ながら本日敗退。pk戦で負けました。しかし最後まで十分に楽しませてくれたので満足。日本はどこまで進むのか、トルコも強いそうです。しかしみんな億のプレーヤーのはずで、億どころか、年間何十億ももらうスーパープレーヤーばかりなんですよね。みんなそれぞれの国のスーパースターだから当然なのかも知れないけど、しかしスポーツってそんなにすごいんですね。先日、私が主催する短歌大会で、わずか10万円の賞金を獲得したカナダ人から、お礼の手紙をいただきました。その文面には、芸術家に栄誉を与えるあなたに深く感謝する、、と書かれていた。素晴らしい英短歌で、当然の栄誉なのに、そう書かれていたことに嬉しいやら驚くやらでしたよ。人に感動を与えるものには、はっきりした形で、栄誉を与えるべきなんですよね。社会として。スポーツはもう十分に子供達の憧れになっているけど、芸術派文化ももう少し、一部のひとだけ、というイメージではなく、社会的に浸透してもらいたい気持ち、あります。例えば、ワールドカップの応援なども、サポーターはがんばってるのはわかるけど、もっと色々な形のサポーターがいたほうが面白いとおもうんですよね。オーケストラの応援隊が出てきて、ウイリアムテルを演奏するとか、日本舞踊の踊りが出てくるとか。スポーツももっと文化としての側面をもつと、さらにすごいことになると思うのですが。このままではサッカーの応援はこうでなくてはならない的な、硬さになる気がします。町で騒いでるサポーターを見ると、日本人は戦前とあまり変わってないような気になってきますよ。これからはスポーツと文化芸術を分裂させないほうが可能性が出てくると思います。クラッしクの音楽会なんかも、もうあの硬いつまらなさはなくし、義理の拍手や偽のアンコールは止めて、スポーツマインドを取り入れたほうが面白いし、そのほうが必ず人気がでます。あいことなるふたつのものを両立させて新しい命を吹き込むのが、今後の方向を決めるカギなんでしょうね。しかし日本はどこまで行くのか、トルコに勝てれば、次も、、という感じ、しますよね。