2002年06月12日(水)曇り
関東も入梅。水田の水の心配をしなくても大丈夫になりそう。私が主催している星と森国際短歌大会も無事に終え、やや虚脱状態が続いています。といっても、多忙中にやりのこしてある仕事が山積みでのんきなことをいってなどいられない状況。それにしても忙しい毎日で色気のないこと。前に過労死の条件と言うのが、年間3000時間の労働を5年以上つづけるとそうなる、という話を聞いたことがあるけど、昔数えてみたら、すでにそのときの時点で、3600時間を10数年続けていて、以来数えるのはやめました。すでに何回か過労死してなくてはいけないレベルなのですが、どうにか続いているのは、やはり、好き勝手に仕事ができてるせいでしょう。もしこれが義務だったとしたら、おそらくとっくに死んでいるはず。人はなんでも義務になると、重いんですよね。軽くするのがコツなんです。無理して1000円あげると負担に感じるなら、気前よく、500円をあげて、これしかあげられないでごめんね、という気持ちになったほうがいいんです。無理してあげると恩着せがましくなり、双方によくない影響を与えます。結局愛情と言うのは、こちらの機嫌が良いときに100のことをしてあげることではなく、どんなに最悪で余裕が無いときでも、50以下にはしないと、心に決めて実行することなんです。とくに子供は親に最低保障を求め、それが安心感につながるわけです。どんなに親の状態が良いときによくしてくれても、よくないときに、最低のことが保障されない、そういう状態で育つと、絶対に深いところでの安心感は育たないわけです。義務はですから、実は最低でよいのです。しかし、それは絶対に守らなくてはなりません。地球の運行は絶対に変わらないから、私達は安心して地上で暮らせます。それは愛が理としてあらわれている姿なのです。親も、愛が情で出ることも大切ですが、愛が理として最低保障されなくては本当は親としての資格が足りないです。きょうの人生相談でも、このことをいいました。一時の情によって子育てしている人が多いですね。情は変化するから、最低保障ができないんです。女性も結婚相手を選ぶときは、こういうときは、彼は必ずこうしてくれる、また、こうなると、彼はここまで以上のことはしない、なんていう感じで、反応が一定していて、そのことが読める、ということが大切なんです。読めるから、安定した家庭が築けるわけですよね。日によって態度や反応が変わる人と女性は結婚すると苦しみます。何でも最低保障が実は大切なんです。貯金でも、お金が入ったときに大きく貯金したとしても、大体は出て行きます。しかし、毎月小額でも、必ず貯金したものはやはり残るんですね。深い愛情は、大体、最低保障の形をとります。大きな夢を語る男性もそれは素敵ですが、どんなに苦しいときでも、必ず、僕は君にこのことだけはするよ、、、的なほうが、大体は深い愛があるように思いませんか。しかし、それも相手によるか、、。