2002年01月28日(月)晴れ
西に夕焼け、東の空には、大きな月が冷たい空に輝いています。冬の月はきれいです。冬や雪には美しいイメージがあり、雪印食品も、そのイメージにずい分とたすけられてきたのでしょう。しかし、国というのは、そんなに大変なことをやらなくていいから、食べ物の安全と、本当に困ってる人を、最後に助けて上げるためだけに、働けばいいと私は思ってます。後は、すべて民間に任せて、それだけでいいのですよ。しかし、その一番大切なことができていないわけで、私達は、安全な食料さえ、保証されていないなんて、一体、どういうことなのか、いやですね。結局、国というのは、それを利用して、自分達の権力機構につかう乗り物にされてしまっているわけです。
暴力にあって逃げ場のない人を、かくまり、たすけてあげること。食べられない人を、助けて上げてたべさせてあげること。
寝るところのない人を、泊めて上げること。
以上のことだけを国がやればいいのです。そうすれば、予算など、5兆円もいりません。1兆円でもできるかもしれません。しかも、いざと言うときは、国が守ってくれるのですから、こんなに安心なことはないでしょう。あとは、すべて民間でどうにかできるはずなんです。防衛はどうするんだ、という人もいるでしょうが、国籍の自由を保障すれば、戦争をやろうとする国や、やられそうな国には、だれもいなくなってしまいますよ。結局、国を利用してきた人がいるから、国が必要なだけだった、そういう構造をもっていますね。本当に、ここに暮らしたい、ここで死にたい、という、純な思いだけでの国が自然発生すれば素敵ですが。戦争なんか、起こさないのは、実は本当に簡単なことなのです。国籍がいつでも自由に選べるようにすれば、戦争は、なくなります。いずれ、世界はそうなると思います。あと、100年以上はかかるでしょうけど。あと、100年後に、多様性を認めるグループと、原理主義的グループとの対立が起こり、そのあとに、こうした時代になるのでは、という話を聞いたことがあるけど、そうかもしれませんね。まだ先でしょうか。しかし、今の不況なんかも、もっと、多様性を考えれば、十分に克服するのに、残念です。音楽の町を作り、日本中の音楽好きが集まり,暮らすまちをつくったり、絵描きが集まる町、陶芸家が多い町、サーキットの町、、、、あらゆる文化芸術の面から町おこし、村おこしをしていけば、なんなく解決するんです。トップのトップは、もうわかってると思うんですよね。しかし、総理レベルでは、まだみたいです。と、偉そうに言ってますが、根拠なんかはありません。単なる直感。無責任な発言ですが、そんなにインチキでもないんです。何の根拠もないまっかなインチキというのは、実は相当優れているんです。根拠のないインチキは勝手な創造ではいえないことで、実は深いところでわかっているから、出てくるんです。まっかなインチキ意外に、真実がおとずれる道はありません。逆に根拠のある話が、インチキそのものという、虚構性からぬけられないんです。何の根拠もないが湧き出る直感的なものを信じられてくればくるほど、その人は、なんでも答えがわかる人になっていくんです。根拠と、保障と、証拠を求める人は、ますます答えから遠ざかっていくのが今の時代だと思うんです。その昔、ある宗教の創始者が、最後に、遺言を残し、言うのですが、その内容が見事なんです。自分が亡くなった数十年後に、本部を、どこそこに移せ、というんですが、その際、決して神殿を作ってはいけない、というんです。そのかわりに、茶室を作れ、と。そして宗教的な一切を禁じたんです。私はその話を聞いて、ああ、本当にお分かりになって方なんだなあ、とおもいました。宗教の上に文化をおいたんです。そういう時代になるということがわかってたんですね。岡本天明の話にも、やはり、神の道は、芸術から入るのが早い、というのがあります。人間の作った理屈が本当のインチキだったんです。芸術は理屈ではありませんから、勉強するよりも、文化を体験していく方が、本物になっていくのは、あたりまえのことなんですね。