祈りが必要

祈りが必要

中東情勢が緊迫しています。極東と同じように何も起こらない、、、という人もいますが、私は極東とは違って、かなりの危機的状況が考えられると思っています。

シリアに向けてイスラエルが攻撃を開始、その規模はまだ小さくても、シリアのバックにはイラン、そしてロシアがついています。先日、プーチンと会談したネタニヤフ首相は何を取り違えたか、ロシアはイスラエルのシリア攻撃について一定の理解を示したと解釈した可能性があります。

シリアにいるロシア軍に攻撃を向けるな、、、というプーチンの考えを、限定的な攻撃ならオーケーと受け取ったのかもしれません。

イスラエルは窮地に追い込まれています。イスラエルからしたらアメリカも当てにならない、プーチンの考えも希望的観測、安倍首相の表面的な対応にも怒りを持ったはずです。安倍氏の月並みで力ない話しの内容と、中東諸国にもいい顔を向けようとする安倍氏に「うちはそれどころじゃないんだよ」という思いが例の靴デザート事件だったのでしょう。

中東が本当の危機に陥っていることを理解している人は日本では少ないと思います。せいざい原油が上がっている、、、程度の反応。

今、世界で起きていることは、国民国家、近代になって成立した近代国家の解体、崩壊の嵐です。近代国家存続の基盤が地割れを起こし、変化を余儀なくさせているのです。

日本は古い国ですから、基本はそうではありませんが、明治からの日本は解体、崩壊の道に入っていくと思います。薩長が作った明治日本の解体時に、奇しくも薩長の安倍氏、麻生氏が出てくること自体が歴史の不思議です。

これまでの近代の矛盾が崩れていく流れの中で、該当する国家は対応を迫られているわけです。極東の矛盾は平和による解決に向き始め、中東の矛盾は決着の方向に向き始めているのです。なので、これまでの危機とは異なる、根本での変化のあらわれですので、ここは
慎重に目を向けねばならない場面です。

中東は決着の方向に進んでいますので、国家崩壊の危機に瀕したイスラエルのやぶれかぶれがあり得る状況なのです。トランプは巧みにイスラエル孤児化を結果的に導いたように見えるし、プーチンは当然反イスラエル。イスラエルは孤立しています。
これから起こることは、決着ですから、イスラエルと深い関係にある国家も決着を求める流れを止めることはできません。もちろん、プーチンもトランプも核戦争を望んでなどないはずですが、決着は望んでいるため、答えはイスラエルがどう出るかにかかっていることになります。

破れかぶれの核戦争か、もしくは平和か、です。イスラエルが完全平和路線をとれば、世界の対応は変わるはずですが、ネタニヤフ路線はこれと違って強硬です。なので、本当に今、危機があるのです。これまでのような単なる駆け引きの状況ではありません。

土星と天王星の緊張が戦争を示す星の配置ですが、土星はやぎ座にあり、天王星はおひつじ座からおうし座に移行。これにより、かろうじて土星、天王星がもたらす危機は回避される可能性が星の上では見られます。

しかし土星はやぎ座で冥王星に接近中。長年の領土問題には劇的な決着が起こることも考えられます。

考えられるケースでは、シリア、イスラエルの交戦はイランの参加を生みますので、中東は大危機直前の、核使用の戦争へ発展するところまで行く可能性が高いかもしれません。しかし、そうなるとこれはハルマゲドンですので、星の上では土星と天王星がかろうじて戦火の拡大を抑える形にでるはずです。

イスラエルが交戦を中止するとしたら、ネタニヤフ首相の失脚しかありません。その上での和平模索の動きとなるかです。イスラエルの強硬路線の核には、主の日を待望する信仰があると思います。ネタニヤフ氏の失脚が遅れるようなら、中東はハルマゲドンの危機があると思います。

ネタニヤフ氏を押す背景には、シオニストによる終末思想がありますので、よほどのことがない限り問題解決は期待できないのですが、もし今のイスラエルが本当に蜜と乳香のあふれる約束の地であるかどうかは、疑問という考えもあります。

今の砂漠の中ではなく、本当の蜜と乳香のあふれる地を求めてイスラエルの民が動きだすようなことが起これば、また新たな展開が示されるかもしれません。安倍氏はまさかそんな話しをしにネタニヤフ氏に会いに行ったのでしょうか。安倍氏の薄っぺらな話しでは語り尽くせない内容ですので、ネタニヤフ氏は深い怒りを靴のデザートで表現したのかもしれません。

安倍氏は最近、杉原千畝館に足を運んでいますので、何等かの考えがあるかもしれませんが、千畝という字が読めないレベルでしたので、おそらく仲間内の薄っぺらい歴史観に乗って、中東危機の打開策を話した程度だったと思います。

とはいえ、イスラエルの民が行く場所が必要な段階に来ている可能性はあると思います。断固として現在のイスラエルを死守するのか、それとも、本当の蜜と乳香のあふれる地を再び探しに出るのか、、、その選択肢もあるように思うのです。

ふぐ計画と言って、日本は昔からユダヤ国家のありようについて、不思議な縁があったのも確かです。ハルマゲドンになるのなら、再びふぐ計画が必要となり、ハルマゲドンを防ぐ意味が出てくることもあるでしょう。

今後のことを考えるのも大切ですが、とにかく、今、大きな危機にある中東ですので、世界の人々の平和への祈りがどうしても必要だと思います。祈りのようなものでなければ、解決できない高度なレベルの問題でもあると思うのです。

中東の民とイスラエルの民と、世界の民の平和を願う祈りが、今ほど必要な時はありません。私もとくに平和を祈ったことはありませんが、それではいけないのだと思いました。

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